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by akuchixxx
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カテゴリ:本(村上春樹)( 2 )

アフターダーク

小説のおもしろさはいろいろあるけれど、

自分の中の、まだとらえられていない何かを
言葉にして見せてくれる

というのがあると思う。

村上春樹さんの本は、
15年くらい前の私にとっては、
そういうものだった気がする。

この本にはそういう意味では、
あまり光を当てられることはなかった。
どちらかというと、深く、深く、影を落としていくような物語。

一箇所、
マリが青年高橋に、あなたがホテルに行ったときの相手は
姉ではないかと質問する箇所。

それに対する、高橋くんの生真面目すぎるほど誠実な答えが、
心のひだを少しひっかいていきました。

嘘をつかない、ということと
本当のことを言わない、ということ。
誠実であるということ。

こたえの出ない問題がまだまだこの世界にはたくさんある。
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by akuchixxx | 2006-09-18 21:09 | 本(村上春樹)

東京奇譚集

学生時代はめちゃめちゃ気が合って、
毎日のようにつるんで、朝まで飲んで、

でも何かのきっかけが、あったのかなかったのか、
いつとはわからないけれど、
昔ほど、相手の言葉が自分の心に響かなくなってしまって、

それは自分が変わったからなのか、
相手が変わったからなのか、

ただ単に、社会人になって、
お互いの状況が変わってしまったからなのか、

わからないけれど、
だんだん、だんだん、
連絡もとらなくなってきて、

今でも、たまにメールはするけれど、
昔のように親密じゃない、

そんな友人とひさしぶりに再会してみたら、

思いのほか、
自然にうちとけて、すうっと言葉が出てきて、
相手の言葉も同じように、すうっと入ってきて、

あ、なんか、わかる。

あ、やっぱり、いいな。

と、思った。

みたいな感じでした。

村上春樹氏の短編集。
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by akuchixxx | 2006-05-26 20:05 | 本(村上春樹)