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by akuchixxx
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カテゴリ:本(小池真理子)( 1 )

夜の寝覚め

小池真理子さんの短編集を、
友人にすすめられて読んでみました。

6つの短編どれもが、
目にも口にも美しい料理のごとしです。
微妙な味つけの。
濃くもなく、うすくもなく、しつこくもなく、
あっさりというには、やや毒のある。

高校生くらいのときは、
30を過ぎたらおばさんだと思っていました。
そして、子どもを産み育てる頃になれば、
もう恋なんてしなくなるのだろうと。

30をとうに超えた今では、
40代の自分でも、
きっと、まだいくつか、恋ができるような気がしています。

そして、この本を読んで、思いました。
たぶん、50代なら50代の、
60代なら60代なりの、
焦がれ方をしているのだろうな、
と。

でもその頃の自分は
いったい何を抱えているのだろう、
どんな場所で、どんなことを感じているのだろう。

人生における、ささやかな出会いは、
ときに、思いもよらぬ出来事で、その方向を変え、
思いもよらない場所へ、人を連れていってしまいます。

そこがたとえ望んでいた場所でなくても、
人はただ、受け入れて、生きていく。

50代の、60代の自分は、
自分の人生を受け入れて、生きているでしょうか。

受け入れられていたら、いいな。
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by akuchixxx | 2006-05-17 20:05 | 本(小池真理子)