東京奇譚集

学生時代はめちゃめちゃ気が合って、
毎日のようにつるんで、朝まで飲んで、

でも何かのきっかけが、あったのかなかったのか、
いつとはわからないけれど、
昔ほど、相手の言葉が自分の心に響かなくなってしまって、

それは自分が変わったからなのか、
相手が変わったからなのか、

ただ単に、社会人になって、
お互いの状況が変わってしまったからなのか、

わからないけれど、
だんだん、だんだん、
連絡もとらなくなってきて、

今でも、たまにメールはするけれど、
昔のように親密じゃない、

そんな友人とひさしぶりに再会してみたら、

思いのほか、
自然にうちとけて、すうっと言葉が出てきて、
相手の言葉も同じように、すうっと入ってきて、

あ、なんか、わかる。

あ、やっぱり、いいな。

と、思った。

みたいな感じでした。

村上春樹氏の短編集。
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by akuchixxx | 2006-05-26 20:05 | 本(村上春樹)